pneuma合唱練習の後、オンラインで合唱指揮レッスンをしてみました。
結論として、技術的なレッスンとしては効果的!
まず1人目は、変拍子の振り方について。
16分の7、8分の3、16分の5、4分の4、
のように、目まぐるしく拍子が変わる作品を題材に練習しました。
最小の音価(この場合16分音符)を脈拍のように体に刻むこと、
次の小節が何拍子なのか、腕の方向で奏者に注意を促すこと、
そして、空中で脱力する練習として、ハンドクリームを放り投げる。笑
など30分でいろいろできました。
2人目は、自分でできる練習方法について。
おすすめしたのは、テンポ・拍子・曲想などが異なって、
かつ自分が振ってみたい曲を集めて練習してみること。
指揮の、いわゆるバトンテクニックの基礎としては、
いくつかの動きが、自由にできるようになれば
あとはそれらの組み合わせ。そして各曲に必要な動きを
自分で開発していけるようになれば、あらゆる曲に対応できます。
そんなお話のあとは、
フレーズを子音で収めて、同時にpで新しくフレーズを始める練習と、
長いフレーズをだんだんクレッシェンドしていくための
体への意識と、腕の使い方。
最後の3人目は、重心について。
だんだん肩周りが力んできてしまう、ということで、
つま先から指先まで、一番長く引き伸ばすエクササイズをして、
最適な重心探し。
下半身に重みを感じるようになったとのこと。
リラックスとは重みを感じることなので、
上半身が脱力出来ている証拠です。
少し曲を振ってもらって、以前とは別人のような動きに驚愕!
お家で練習したそうです。すごいね、私もうれしい!
という感じで、身体的な技術のレッスンとしては、
オンラインも使えると思いました。
定期的に開いている合唱指揮ワークショップAURAでは、
実践を重視して、合唱団から返ってくる音によって
自分の指揮を省みるアプローチをしています。
身体的なことを言いすぎると、
そればかり気になって音楽どころではなくなってしまう、
という自分の経験から、
「どういう音楽を作りたいか」に
フォーカスして、その目標に必要な指揮をアドバイスすることを
心がけています。
他方で、指揮は視覚的に伝える部分も大きいので、
ダンスやスポーツのように、体を自分の思ったように
コントロールできることも非常に重要です。
そういう意味では、自由に音楽を表現するために、
体と向き合い、地道な(地味な)基礎練習を積み重ねることも
大切だと思います。
オンラインレッスンは、その点に関してスキルアップができそうです。
ご興味のある方は、コンタクトフォームからお問い合わせください。
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