名古屋での、Noema Noesis5周年コンサートからもう2か月。
「ナルキッソスとエコー」で共演した、鯨井謙太郒さんの新作に、
今度はのえのえがアンサンブルチームを組んで出演します!
鯨井さんのおじいさまである、鯨井巖さんが体験した沖縄戦。
その手記を語りながら、ダンス・オイリュトミーが繰り広げられていきます。
合唱は、自然や情景など、空気感を作る役割です。
私は音楽監督も担当していて、
沖縄の人々の様子や、巖さんの心情も感じてもらえるよう
手記に合わせて作曲・編曲もしました。
沖縄民謡や、イギリス特有のハーモニーの美しい曲、
北欧民謡などを取り入れています。
沖縄戦の話なので、事実として重いものがありますが、
変わらない人間の営み、家族や仲間を想う気持ち、自然への畏怖など、
今生きている私たちが共感し、心を寄せることができる内容です。
そして巖さんの体験を通して、
この混沌とした世の中で、自分がどう在りたいか、
考えを巡らせるような時間になったらと願っています。
私は個人的に、第2次世界大戦で戦った人たちのことが
小さい時からずっと気にかかっていて、
その事実に触れるたび、心が張り裂けるような気持ちでいました。
まだ自分で曲を書くほどには、現実を受け止める度量はありませんが、
今回このような機会をいただいて、
戦争の不条理、人間の罪を改めて見つめるきっかけの
一端を担えればと思っています。
鯨井さんの踊りは、「身体の中の記憶」というテーマが溢れる
鬼気迫るものになっています。
人生は1つしか体験できませんが、
他者の経験を共有することで、自分自身も新しくなり、
視野が広がるのではないでしょうか。
ダンスと合唱という珍しいコラボ!
ぜひお越しください!!
松本大樹監修〈ダンスブリッジ2019 声と、踊りと。音読劇場〉参加作品
『アーカーシャのうた』
~鯨井巖「一学徒兵の北部沖縄戦回想録」 ~
9月21日(土)19:00
9月22日(日)13:00★/17:00 ★の回はインタビュートークがあります。
会場 神楽坂セッションハウス https://session-house.net
料金 一般3,300円 学生2,500円 こども1,500円 4回券10,000円 (当日+500円)
ご予約/お問い合わせ yoyaku@session-house.net 03-3266-0461
構成・振付・出演 鯨井謙太郒
オイリュトミー 野口泉
語り 定方まこと
三線 鯨井絵里加
合唱 Noema Noesis ensemble
音楽監督 堅田優衣
衣裳 富永美夏
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