2020年10月から始めた、合唱のためのウォームアップ研究。
今年の春まで実験を行なって、その後データ解析し、
秋から論文を執筆しています。
歌い手の心身を整えることによって、
作品の世界観を伝えるための「表現」を高めるウォームアップ法の検討。
そもそも表現とは?
合唱で大切なこととは?
パフォーマンスとは?
前提として当たり前に思ってきたことを、言語化し、結果から言えることを主張するって
これほどまでに試行錯誤が必要なのか・・・
そしてその主張が独りよがりではないか、先行研究を探して裏付ける。
そうかと思うと興味があるばかりに、今回の研究とは違う方向に進んでいたりして、
何度も書き直しの、2021・AW。
言いたいことはずっと同じなのに、それを伝えるために
一文一文を丁寧に組み立てる根気強さと言ったら!
指導してくださる先生が大変だろうなと思いながら、
この文の意味は分かるだろうか、と初めて読む人の気分になって
確認しながらの作業。
でも、そのプロセスが本当に興味深いし、楽しい。
これまで感覚的にやっていたことが、なぜそうなるのか、
人間の身体や脳の仕組み、運動の効果、パフォーマンスを最大限発揮する状態
など、世界中の人たちが、それぞれの視点で研究したことが知れたり、
教授とのお話でも、遠いところからそこがつながっているんだ、
というような時間も地理も超えるようなテーマが広がって、壮大!!
自分の研究で言えることは、限られたことですが、
今後も少しずつ続けて、合唱はもちろん、音楽などのパフォーマンスをする人や、
日常生活で不安が強かったり、心身のバランスが崩れてしまった人にも
役立つようなことが分かるといいなと思っています。
論文が無事に公開されたら、また共有します。
2021年、いろいろなことに挑戦できました。
今年お世話になった方々、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!!