ヘルシンキ大学男声合唱団での「てまんかいー奄美の八月踊り」初演にあたって、
3月、取材のため奄美大島に行っていました。
2019年に佐仁集落の八月踊りをたまたま見せていただいて、
すべてに衝撃を受け、これを曲にしたいとずっと思っていました。
どんな人でも、その場にいていい、自由な空間。
手にうどん。からあげ。
夜通し続く踊りは活気に満ちていました。
ヘルシンキ大学男声合唱団から委嘱のお話をいただき、
これだ!と思って、テーマに決定。
その後コロナが始まって、奄美に行くことができず、
当時撮影したビデオや、文献を参考にして曲を完成させました。
初演の前に、集落の方々に実際にお会いして、お話を聞いてから、
合唱団の皆さんや、お客様へのプレゼンテーションで説明しようと思っての奄美取材。
いつもお世話になっている佐仁集落出身のきえみさんのおじさま、おばさまに
お話を聞くことができました。たくさん歌って、踊ってくれてうれしい!
直接質問できてよかったです。
ゆったりとした時間の中で、島の方々と立ち話したり、
民俗資料館で、地層について解説してもらったり、
久々の奄美の自然と人々からパワーを充電しました。
私のわがままで、きえみさんに島一周してもらって、
途中何もなさすぎて2人で気を失いそうになりながら食べた
すもものソフトクリームがおいしかったです。笑
また近々いきたいなあ。
田中一村は、50代になってから奄美に移住し、生涯かけて絵に向き合った画家です。
実物よりもリアルで美しい、力強い絵。
空港近くに美術館があります。とてもおすすめなので、もし奄美に行くことがあったら
ぜひ立ち寄ってみてください。