11月から始まった、合唱指揮ワークショップ。
先日、第2回を行いました!
テーマは「呼吸のひみつ」
急に気温も下がり、暗くなってきたので
脳も身体もガチガチになりやすい季節。
まずは、ゆっくり身体をほぐすところから始めました。
徐々に、呼吸と動きを連動させて、
自分の内側に意識を向けていく。
身体が温まってきたら、次は仲間と意識を共有していきます。
手をつなぎ、お互いの皮膚の温かさを感じたら、
全体が自分の身体だとイメージ。
少しずつスペースを広げていき、
自分・仲間・空間を呼吸でつなげます。
意識を共有と言ってもなかなか難しいので、
今回は、紙風船(想像上)を投げ合うゲームをしました!
身体のどこかピンポイントで紙風船を投げて、
それをキャッチします。
最初はイメージがつかめないと言っていた方も
少しずつ慣れていき、
実在しない紙風船を全員で見失う、という感覚まで
共有することができました。笑
最後は、みんなで作った空間を感じたままで
呼吸から声につなげていきます。
声を出そうではなくて、
呼吸に声を混ぜていく感覚。
とても穏やかで、面白い音が折重なっていきました。
自然に収束したらゆっくり目を開け、ディスカッションタイム。
みんなに感想を聞くと、
「3日間寝て起きた感じ」
「最初の声と全然違う。無理がないけど深い声」
など、しっかり身体と向き合い、
なるほど!というコメントがたくさん。
指揮者にとって、指揮法やリハーサルテクニックなど
技術や知識も必要ですが、
まずは呼吸が大切だと考えます。
呼吸が深く、自然にできていれば
合唱団全体の身体がリラックスし、
メンバーの魅力を引き出しながら
指揮者の表現が、無理なく豊かなサウンドになると思うから。
そういう観点から、このワークショップは
「呼吸でつながる〜」と名付けています。
さて、エクササイズに続き、1人ずつの指揮レッスン。
フィンランド人作曲家Madetojaの「De Profundis」の4楽章を取り上げました。
前回は3拍子をテーマにしていて、
今回は4拍子と、少し変則的な拍子が入り、
短いながらもドラマティックな曲。
1人15分でしたが、たくさんの発見がありました。
人間皆身体は同じ構造ですが、動き方は本当に千差万別で
その方に合った無理のない動きを
考えることは、とても興味深く楽しいです。
感じている音楽を誰もがわかるように
具現化すること。
最終的には歌い手が瞬間的に分かれば、形は自由で良いと思っていますが、
様々な作品に対応する応用力をつけるためには、
基礎は非常に大切です。
腕の位置や指先の動きに配慮しながら、
フレーズの作り方、音の伸ばし方・切り方や
クレッシェンド・ディクレッッシェンドの
振り方など一緒に考えました。
あっという間の2時間。次回は年明け1月です!
そして現在、第2期参加者募集中です。
来年2月〜6月、全5回。
指揮未経験でもwelcome!一緒に音楽作りのプロセス、探求しましょう。
何か質問や不安なことがある方は、お気軽にご連絡ください。
第2期要項は、workshopページに載っています!↓
http://yuikatada.com/workshop/
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