先日、合唱指揮ワークショップ第1期が最終回を迎えました!
全5回のこのワークショップは、指揮者の役割を俯瞰的に見ることが
目的です。なので大切なポイントや視点をテーマとしたダイジェスト版。
そこから1人1人が自分の長所や課題を見つけて
ご自身のスタイルを磨いていくきっかけとなったらいいなと思い、
プログラムを組んでいます。
最終回は、「本番での指揮者の役割とは?」がテーマ。
各々が選んだ曲を、15分のリハーサルで仕上げます。
一通りリハーサルをした後、休憩をして、コンサート形式で順番に発表しました。
初めに皆さんにお伝えした「本番が差し迫った場合のリハーサル」の
3つのポイントは、
1)難しいところ、自分にとって大切なところからリハーサルをする
2)1回は通す
3)目立つ部分の音程調整
指揮者も歌い手も真剣!
とても集中して、あっという間に持ち時間終了。
15分の感覚も、慣れないとなかなか掴めないと思います。
焦る気持ち、迷って何をしたらいいかわからない、
これは私も散々やってきたことなので、参加者の皆さんの気持ちが
痛いほどわかります。
制限時間の中で、音を聞き、どこを練習するか取捨選択をして、
練習方法を瞬時に考えて仕上げる、
というリハーサルテクニックは、そのシチュエーションがなければ
練習できないので、少し荒療治ですが是非体験してみてほしいことでした。
本番では、練習とは違った雰囲気・空間になり、
指揮者もより音楽的に表現をしていて
興味深く聴かせてもらいました。
全て終えて、ディスカッション&フィードバックタイム!
1人1人、リハーサルと本番の感覚を聞いていきました。
しっかりと自己分析、そして改善策も考えていて
頼もしいみなさんでした。
私が習っていたアカデミーの教授は、
「自分をモチベートできるのは自分だけ」と
よく言っていました。なので、毎回自分の指揮映像を見て
落胆し、どうすべきか自分で考えて、また試す、という繰り返しを
私自身もしてきました。
それは今も変わらず続いている感覚で、
毎回がトライだし、毎回学びがある、
それはとても楽しくてワクワクします!
第1期はとりあえず終了しましたが、
次は6月、2日間で仕上げ、お客様に披露するマスタークラスに
参加される方もいます。
9月からは、基礎から積み上げるクラスを開講予定です。
参加者の皆さんと、いろいろな角度から指揮について、
音楽について、人間について考えることができたワークショップ。
また続けていきたいと思います。
新しいクラスの情報は、このブログで発信していきますので
ぜひチェックしてください!
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